建築家ってなんだろう?2年点検の現場にて/海老名オフィス

先日、2年点検にお伺いした平塚市のF邸。
建物の公開はNGですが、写真を少しだけ。

樹齢250年の杉板

躯体から内装仕上げまで、国産のヒノキとスギをふんだんに使い、本漆喰で仕上げた和風住宅です。点検に来た屋根屋さんのおばあちゃん(現役!)が、「あの人(私のこと)じゃなきゃここまでは出来ないよ!」と誰かに言っているのが聞こえて、その日は一日気分よく過ごしました。さすがにお目が高い!おばあちゃん。^^

上棟の日

竣工済の現場に行くと、不思議とその当時のこといろいろ思い出します。
建築家ってなんだろう?意匠をカッコよくデザインする人のことでしょうか?建築家という国家資格があるわけではないし、その定義は曖昧です。

今もそうですが、当時もしきりにそんなことを考えていました。
設計施工の建設会社や工務店にも設計者はいます。(建築士事務所と建設業の兼業です)
建築家でなくても、専業の設計事務所でなくても建物はできます。

ビッグネームでもない私たちが建築家と名乗り、建築家であり続けるためには、意匠も構造も施工もコストも、建設会社や工務店にマネのできない中立性と、きめ細かで透明性の高いサービスをデザインすることこそが、求められる気がします。
だからオープンシステムなんだろうと思います。

予算計画書

2015年に自分のツイッターで紹介したケンプラッツの記事ですが、
また読み返してみました。

○設計事務所の形を必要に応じて変えていく。
https://twitter.com/plusM_o2/status/553301112892047360

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