窓の性能を上げるメリット

前回は、①〜③の窓について、1時間当たりの
電気代と二酸化炭素の排出量を算出しました。

建物内外の温度差19.6℃、1KWhの電気代28円、
中国電力が1KWhの電気作るときに排出される
二酸化炭素の量を0.709kgという前提で算出。

前回の計算結果をもとに、冬の暖房期間の
電気代と二酸化炭素の排出量を算出します。

暖房期間を4ヶ月(120日)とし、
快適な生活を送るために、24時間空調とします。

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①の窓(アルミ枠+単板ガラス)
暖房期エアコンの電気代 30,816円
排出する二酸化炭素の量 780kg

③の窓(樹脂枠+三層Low-E)
暖房期エアコンの電気代 5,472円
排出する二酸化炭素の量 138kg

①と②の電気代の差額 25,320円
①と②の二酸化炭素量 642kg

結果は一目瞭然です。
新築時に断熱性能の高い③の窓を付けると
以下の点でメリットがあります。

□エアコンの電気代が得
①の窓と③の窓の工事代金の差額(約5万円)を
2〜3年の電気代で取り戻すことができます。

□快適な生活
コールドドラフトという窓から押し寄せるような
冷たい空気が小さくなり、快適性が増します。

□健康的な生活
建物内の温度差が小さくなり、ヒートショックの
危険が小さくなります。

□地球温暖化防止
無理なく持続可能な方法で、家から排出する
二酸化炭素の量を抑えることができます。

このように、窓の断熱性能を良くすると、
多くのメリットがあります。

今時、新築住宅で①の窓(アルミ枠+単板ガラス)
を使う住宅はないと思いますが、6200万戸の
既存住宅の8〜9割は①の窓と思われます。

日本の住宅は、ほんの少し前まで、
アルミ枠+単板ガラスの窓が当たり前だったのです。

では、また。