2020.10.05
カテゴリ:窓について考察
暖房デグリーデーへの窓
「米子 暖房デグリーデー」でググったら、
拡張アメダス気象データ1995年版が見つかりました。
「暖房デグリーデー」をご存知でしたか?
平均気温18℃を下回る日の温度差を積算した数値です。
と言ってもわかりにくいので、例を示します。
米子市の1995年1月1日を計算します。
平均気温は6.0℃なので、18.0-6.0=12.0となります。
1月15日の平均気温は-0.3℃なので18.3となります。
ダウンロードした1995年の暖房デグリーデー。
米子1936、倉吉2004、鳥取1963です。
何故、このような数値が気になるかといえば、
建築物省エネ法の地域区分が見直されたからです。
暖房デグリーデーは冬の気温の低さを表します。
旧区分は拡張アメダス1995年を基に作られ、
新区分は拡張アメダス2010年に基づき見直されました。
その結果、どうなったか。
より温暖な地域区分に変更になる地域が続出しました。
旭川、釧路、帯広、北見、網走、稚内など、
厳寒地域の代表都市が1地域から2地域に変更。
仙台、鶴岡、福島、長岡、飯田など準寒冷地の
代表都市が4地域から5地域に変更になりました。
これが何を意味するか。
言うまでもありません。
気候変動です。
冬の気温が確実に上昇しています。
ちなみに、
米子や松江は6地域で変更ありません。