分離発注って、海外では普通ですか?

Q:分離発注という方式は、海外では普通に行われているのでしょうか?

A:普通に行われています。ジェフさんの家づくりに携わった時、そう思いました。ジェフさんはカナダで生まれ育ち、日本に移り住み、大学で外国の文化を教え、やがて家庭を持ち、家づくりを思い立ちました。

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ジェフさんの家づくりはあまりにもドラマチックだったので、完成して数年後、回り回ってテレビ局のディレクターの耳に入り、30分の番組となって放送されました。番組の取材ロケでジェフさんの家を訪問したのは、ロンドンブーツの田村淳さんです。
 
番組の中で、淳さんが質問しました。
「海外では、オープンシステム(分離発注)のような方法で家をつくるというのは、当たり前にあるんですか?」
 
ジェフさんが答えました。
「カナダでは、普通の方法がオープンシステム。日本は住宅会社が全部コントロール。お金もコントロール。ぼくの貯金を全部あげて、いい家ができるかな…。やだ、そんなの」と。

ジェフさんが生まれ育ったカナダでは、日本の家づくりに比べてずっと自由だったようです。DIYで挑むこともできたし、必要な建築職人を手配してくれたり相談に乗ってくれる専門家もいます。
 
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ジェフさんの家づくりとは別に、海外で分離発注が普通に行われていることを、ドイツ帰りの技術者から教えてもらいました。彼は、ドイツの大学院で建築を学びながら、設計事務所でバイトもしていました。その設計事務所では、中小の建築物は普通にオープンシステムのような方法で建てていたと言います。

更に付け加えると、オープンシステムのような契約形態である分離発注は、住宅に限らずあらゆる建築物で行われています。最も多く行われているのは北米です。

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