設計事務所が儲ける手法?

プラスエム設計独自の手法、オープンシステム。よく分からないという人にのために、Q&Aで答えます。

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Q:オープンシステムは、設計事務所が儲けるために考えた手法だと聞きました。

A:より多く儲けようと思うなら、設計料など頂きません。工事を請け負います。何故なら、その方が儲かるからです。設計料は工事費の中に隠します。

オープンシステムが日経の記事等で話題になった1990年代の後半、何人かの住宅会社の経営者が話を聞きにやってきました。そして、全員がこう言って帰りました。

「そんな大変な業務を、工事費の20%程度で出来るわけがない。原価や経費を表に出したら、どこで儲けろと言うんだ!」と。

オープンシステムが如何に儲からないか、住宅会社の経営者が最もよく分かっています。それは、自分たちの会社が、どれくらいの経費を見込まなければ維持できないか、日々、粗利を分析しながら格闘しているからです。

「工事費の20%では全く儲からない。最低でも25%、できれば30%、35%確保できればありがたい」というのが正直なところです。

1990年代の後半からオープンシステムが広がったのは、多くの設計事務所が趣旨に賛同して取り組んだからです。

「これは面白い。施主(建築主)にとって、理想的な建築手法だ。これなら、これまで予算の制約でボツになった建築が実現出来るかもしれない。設計者自身が建築のコストをコントロール出来るというのは画期的だ!」

これが偽らざる状況です。「オープンシステムは、設計事務所が儲けるための手法」というのは、いささか的外れのようです。