雨とコンクリート/海老名オフィス

この日の現場は断続的な雨でしたが、基礎立ち上がり部分約3立米(作業時間は約30分)でしたので、スマホの雨雲レーダーとにらめっこしながら、雨の合間を縫ってコンクリート打設作業を行いました。

昔、建設会社に勤務していた頃、無理に打設を指示して打設中に豪雨になり、結局、基礎工事を全てやり直したという苦い経験があります。
あの時のことが頭をよぎり、30分とは言え緊張のひと時…。
万が一に備えて、養生シートもスタンバイ。

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原則として、降雨が予想される日にはコンクリートの打設は控えた方が無難です。
ただし実際の現場では、工期など様々な制約から、そうも言っていられない現実もあります。

長くなるので詳しくは書きませんが、コンクリートの品質に影響するかどうかは、雨がどのタイミングでどれくらいの降るかです。
打設前か、打設中か、打設直後か、打設数時間後か。

ところで、コンクリートが固まるためには水分が必要です。コンクリ―トはセメントと水の水和反応によって固まります。ですので絶対に防ぐべきは雨ではなく乾燥なんです。

夏の直射日光や冬の凍結は大敵です。夏は散水して養生し、冬はカバーをかけて水和反応の時に出る水和熱を逃がさないようにします。
コンクリートが、泥団子みたいに水が蒸発して固まると思ってませんでしたか?(^^苦笑)

ネット上には、かなり怪しい解説も出ていますので、ネット検索で終わらせないでキチンと勉強しましょう。
下記の本は読みやすくてお勧めです。建築士は必読として、お施主さんも一読しておくと余計な心配をしなくて良さそうですよ。^^

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野球では好走塁と暴走は紙一重と言いますが、今回は好走塁と言えそうです。(自画自賛)^^v
キレイな基礎ができました。

出来立てホヤホヤの基礎

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