鉄筋がサビてるんですけど…?/海老名オフィス

以前、こんなやりとりがありました。
「うちの鉄筋は錆びてるんですけど、大丈夫なんですか?」と奥様。
「サビ止めを塗ってくれヨ!」と旦那様。

通常の場合、鉄筋には防錆塗装をしないので生地のまま、黒皮被膜の状態です。黒皮被膜とは、鉄筋を加熱、圧延などで製造した時にできる鉄の酸化膜です。
鉄筋を曲げ加工した部分などは、この黒皮被膜が剥がれてあっと言う間にサビが出ます。

↓写真は異形棒鋼というコンクリートと一体化しやすい鉄筋です。
 赤サビが出ています。

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【建築工事監理指針 (H28年版/上巻)】によれば、“鉄筋の表面は、所要の状態であること。
(中略)サビのうち、浮いていない赤サビ程度のものについては、コンクリートとの付着を阻害することがないので、無理にこれを落とす必要はない”とされています。

鉄筋コンクリートはコンクリートと鉄筋の付着が大切なので、この付着を阻害するかどうかで判断して良いと思います。また、鉄筋を包むコンクリートは強アルカリ性なので、サビが進行することはないと考えられています。
さらに俗説かも知れませんが、赤サビの程度によっては、付着強度が若干上がるという説もあります。
ちなみに、数カ月も放置する場合は鉄筋専用のコンクリートとの付着を妨げない防錆塗料もあるので、塗っておくと良いでしょう。

余談ですが、この旦那様、「うちは鉄筋をいっぱい入れてくれよ!」と仰いましたが、鉄筋は多ければ良いとか、太ければ良いというものではありませんので…。笑m(..)m