かながわの森林づくり/海老名オフィス

国土の70%を森林でおおわれた日本人はかつて外国人から“森の民”といわれるほど、木の使い方に優れ、建築に限らず日本の文化は木の文化(だった?)と言っても大袈裟ではないようです。現代の私たちにもその遺伝子は残っている気がします。

神奈川県内の森林にも良質なヒノキやスギ等の建築用材が沢山あります。丹沢山地や箱根外輪山を中心に、植林されてから間もない木もあれば、樹齢100年を超える木もあり様々です。植林された森を健全に維持していくためには、その森で育った木材を利用することが不可欠です。
キレイな水も健全な森林があってこそ。

滝がキレイ

●かながわ森林・林材業活性化協議会
http://www.kenmoriren.jp/sinrinkasseika/

誰でも限られた予算の中で家をつくる時、ついつい格安の外国産の木材を買ってしまいがちですが、外国の原生林を破壊した木材が日本の住宅に化けているという現状があります。
自分が建てる家が、環境にどういう影響を及ぼすのか、今一度考えてみたいところですね。

●ルーマニアの原生林破壊
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20190307-00117293/

この連休に滅多に行かない北丹沢に行く機会ありました。
連休中で天気は快晴でしたので超混雑かと思いきや、他の登山者にほとんど会いませんでした。都会から来る人は皆、交通の便がいい表の登山口から入るので、わざわざ裏には回らないということでしょうかね。

北丹沢の林道は落石危険個所や崩落個所が多く、かなり荒れていました。
土砂で埋まったままの林道

日当たりの良い南斜面でスクスク育った木は、僕みたいに素直で良いですが、日当たりの悪い北斜面で試練に耐えながら育った木は癖はあるけど強くて、当代一と言われた宮大工の西岡常一棟梁は、そういう木を好んで使ったそうです。がんばれ北丹沢!

ワイヤーだけで止まっている岩

まずは荒れた林道整備から!建築士としてできること考えつづけます。

●かながわの森林づくりに寄付お願いします。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/xp8/shinrinsaisei/shinrinkikin.html

土砂で押し流されたガードレール

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