旧白洲邸/武相荘(ぶあいそう)

私の周囲には、意外と知られていないようなのでご紹介します。
海老名からすぐの町田にある白洲次郎さんと白洲正子さんの住まい「武相荘」は公開されています。

森に囲まれた茅葺き屋根の武相荘を何度訪れたか、私はもう分かりません。
関連の本もたくさん読みました。
本を読んでから見に行くと、箱(建物）だけではなく、中身(暮らし)も深く想像できて、一層楽しめます。

武相荘とは武蔵の国と相模の国の境目にあったことと、愛想が悪いことをかけているのだそうです。

「日本で初めてジーンズを履いた」「マッカーサーを叱った」「従順ならざる唯一の日本人」
戦前は近衛文麿首相のブレーン、戦後は吉田茂首相の側近として、自分の良心だけを信じた白洲次郎の流儀は、古民家を再生した住まいからも垣間見られます。

GHQの高官から英語がうまいと褒められた白洲さんは、君ももう少し勉強すればもっと上手くなると返したとか、
晩年に支配人をしていたゴルフ場で、割り込もうとした某総理大臣を追い返したとか、エピソードが本当に面白いです。

白洲さんの遺言には、
「葬式無用、戒名不用」
「葬式なんかしたら化けて出る」
とあったそうです。

自分も是非、見習いたいものです。笑

「ゆずれない」を一緒に建てる