古民家web会議など/海老名オフィス/大津宏伸

今日は海老名オフィス設計の現場から。

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海老名オフィスからは躯体のCGを、福岡県の飯塚オフィスでは意匠のCGを立ち上げて、建築主も交えて打ち合わせを行っています。
海老名から1,000kmの彼方の遠隔地とweb会議という方法にもだいぶ慣れてきました。
資料を映す用、相手の姿を映す用とパソコンを分けて、それぞれのパソコンがgoogleハングアウトにログインして使うと良いみたいです。
それと、複数人の場合は外付けマイクと外付けカメラ、サブディスプレイ。
こうすると、お互いの姿を立体的に見られないという点以外は、まるで同じテーブルを囲んで会議しているようで、ほとんどストレスがありません。
(これが無料でできているのが怖くなりますが)
現場の職方からは、LINEのビデオ通話で「ここどうしますかぁ~」と連絡が来たり、
360度カメラの画像が送られてきたり…。
設計事務所の業務スタイルもどんどん変わっていきそうです。

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平成の初め頃は、ドラフターを使って、シャーペンと消しゴムで図面を描いて、青焼きコピーを1枚ずつ取っていました。それが終わったら図面を製本折。(←これは今もあります)
NECのPC98が事務所に入ったのはいつだったか、起動用フロッピーディスクとデータ記録用フロッピーディスクの2枚で動かしていました。当時、1Mbyteという記憶容量が物凄いことでした。

昔話になってしまいましたが、最近は手書き図面やスケッチどころか、字も書けなくなっている気がします。(冷汗)
手で描いていく作業は思考を引っ張りますし、写真を撮るよりスケッチした方が細部まで頭に入って、次の発想につながります。実は、この手作業こそがAIにはできない最もヒューマニスティックな発想を生むのかも…。

2045年、コンピューターが人類の知能を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)が到来すると言われているようですが、私はその時78歳、まだ現役でスケッチして、作図や積算等の退屈な作業はAIにさせて、自動運転で現場に行って、現場管理の危険でキツイところはロボットにさせていたいです。
台風養生?当然ロボットの仕事でしょう。材料の置き場所間違えて、半日かけて一人で大汗かいて移動した!なんてバカなこともしません。
足場には上がらず、嫌いな夏はエアコンの効いた車から降りない…。
でも、職人が全員ロボットだったらお茶の時寂しいなぁ~。

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