大工さんと鉄工所合作の螺旋階段/山中省吾

ジェフさんの家は3層構造です。傾斜に建てたので、最下部の南側は地面に接し、北側は土の中に埋もれています。なので、半地下。建物が北側の土砂を支える必要があるため、半地下の部分は鉄筋コンクリート造で、ようへきを兼ねた構造となっています。

鉄筋コンクリート造の半地下の上に木造2階建てが乗った構造です。ジェフさんはこの特殊な構造をパッシブデザインとして利用しました。木造住宅の1階部分の床は半地下の上、つまり鉄筋コンクリートです。南に面して大きな開口部をとり、半地下のコンクリートを蓄熱槽として利用したのです。

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そして、蓄熱した熱を建物全体に循環させる機能を、半地下から最上階までの3層を貫く螺旋階段に持たせました。螺旋階段の設計はジェフさんと黒土建築士の合作で、製作と施工は鉄工所と大工さんの合作です。

それでは、また。

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