海辺の景観を楽しむ家

Kさんの家は大根島の海辺に建っています。穏やかに広がる海、遠くに見える大山、ライトアップされたベタ踏み坂、米子鬼太郎空港の滑走路が放つ光…。中でも月明かりに照らされた海は、幻想的で息を呑むほど美しいとKさんは言います。


海辺の家1

数年前、Kさんはこの場所を偶然見つけました。度々訪れて、ここに家を建てたらどうかと空想していました。そんなある日、お隣のHさんから声をかけられました。Kさんが気になっていた島での生活を尋ねると、Hさんは親切にも役場、学校、病院、スーパーマーケット等を車で案内してくれました。

これが決め手になりました。不便ではないかと心配していた島での生活でしたが、案外そうでもありませんでした。Kさんは、すぐに土地を購入し家を建てる決心をしました。Hさんに報告すると、設計事務所を紹介されました。


海辺の家2

「あのやり方はもっと広まるべきだと思って、勝手に応援団になったのですよ」とHさん。

それがプラスエム設計でした。早速Kさんはプラスエム設計を訪ね、限られた予算ではありましたが、思いの丈をぶつけました。じつはKさん、他にもハウスメーカーや工務店とも接触しましたが、予算と要望事項とのギャップの大きさに苦笑されることもあったといいます。

しかし、+M設計は違っていました。「面白そうですね。こんなふうに工夫すればできるかもしれませんよ」、とポジティブな言葉が続きました。


海辺の家3

プラスエム設計の進め方は独特でした。図面やCGだけではなく模型でも検討しました。16の業者が一同に会して行った契約会は、「いよいよ始まるんだ」と身が引き締まりました。工事が始まると、「海辺の家」専用のメーリングリスト(ML)に日々報告が入ってきました。MLにはKさん夫妻、プラスエム設計のスタッフ、すべての工事業者が参加して、関係者全員が常に情報を共有しながら進みました。

とても自由度が高く、私も家内もプラスエム設計の一員になったように深く関わらせてもらいました。家内はキッチン周りの壁をモザイクタイルでデザインし、私は外観や内部のデザインに深く関わらせてもらいました。そして、家族で床の塗装を行いました。


海辺の家4

そして、面倒なところは全てプラスエム設計の建築士さんがやってくれたので、私たち家族はオイシイところだけつまみ食いした感じです。まさに、依頼主にとっていいとこ取りの建築手法だと思いました。


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① GUIDE BOOK
「家づくりをトコトン楽しむ」

お金だけ用意して、ただ完成を楽しみに待つことしかできなかった建築主が、家づくりのあらゆる過程を楽しむために何をすればいいか、具体的に著しました。そして、建築主が知っていたらより一層家づくりを楽しむことができると思うところは、業界のありのままの姿を(いくらか突っ込んで)描いています。A4版64ページの大作(笑)です。


② 会社案内
「家づくりを楽しむ」

壁塗りに挑戦した家族、木部の塗装をやり遂げたご主人など、それぞれに楽しみ方は違いますが、家づくりに積極的に参加して、こだわりを実現していく姿は皆さんに共通しています。第1章と第2章で、家づくりの過程と楽しみ方をできる限り詳しく再現しています。A4版36ページ、それなりに大作(笑)です。


③ マンガ小冊子
「価格の見える家づくり」

住宅会社に全て任せるのではなく、建築主の思いを的確に反映させるにはどのような方法が最適か。このような考えで進める建築を「オープンシステム」と言います。マンガに登場する山田さん、小出さん、熊野さんは架空の人物ですが、二つの実話を合体した内容となっています。A5版36ページ、さらっと読めます。


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