古くて新しい家

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古材の活用と大工の手刻みで、不便でも生活の営みを実感できる家をつくりたい。Nさんには、住まいについて、二つのこだわりがありました。

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一つは、風流と懐かしさを感じさせてくれる暮らしで、もう一つは、視覚・聴覚・触覚など、人間の感覚をやさしく包み込むような暮らしです。

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その中でこそ、夫婦の豊かな生活と子どもたちの健やかな成長が実現できるのではないか。その選択は、結果として多少の不便を強いられるかもしれないが、それ以上に得るものがあるはずだ、と。

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たしかに古い材料や自然の素材は、日々の掃除や手入れを必要とします。しかし、その日々の営みが、自然のうちに人の姿勢を正してくれます。そこには、省略してはいけない大切な生活のリズムがあります。

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現代人は、便利さや快適さを求めるあまり、生活していることの実感を、そこから来る幸福感を、失いつつあるのではないでしょうか。

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住まい手側の思索と、作り手側の思想が共鳴しあったところに、この家は生まれました。

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