Q:住宅の工事費はどのように決まりますか?

工事費の算出方法は+M方式も一般的な建築会社も同じです。専門業者の見積りを集計するところまでは。しかし、そこから先の「建て主に提出する見積書」が工大きく違います。+M方式の場合は、専門業者の見積りをそのまま建て主に提出します。一般的な建築会社は、専門業者の見積りを編集してから建て主に提出します。それでは、設計が完了した段階から見積もりのプロセスを追ってみます。

①業種を選定
工事に必要な業種を選定します。木造住宅であれば必要な業種(専門業者)はほぼ決まっています。仮設足場、仮設トイレ、基礎、大工、木材加工、サッシ、建具、板金、左官、塗装、防水、内装、建材、住設、防蟻、美装、給排水設備、電気設備、外構など、18~20業種が一般的です。

②見積り開始
それぞれの業種(専門業者)に見積り要項書、仕様書、設計図面を渡して見積りを開始します。設計内容や施工方法に関する質疑は電話やメールで都度やり取りします。建材等の数量はプラスエム設計が算出し、専門業者はその数量を確認して見積ります。

③見積り集計
それぞれの業種(専門業者)から提出された見積りの内容をチェックします。数量違いや見積り漏れがあれば専門業者に指摘して、見積りを再提出してもらいます。すべての専門業者の見積りが出そろい集計すると工事費の合計が算出されます。

ここまでのプロセスは+M方式も一般的な建築会社もほぼ同じです。+M方式の場合は、③の集計表を建て主に提出します。予算内に収まっているか、多少オーバーしていても許容範囲内であれば、建て主とそれぞれの専門業者が交わす工事分割請負契約を作成し、業者契約会へと進みます。見積りの合計が許容範囲を超えて予算を上回れば、減額案を検討して再度見積ります。

一般的な建築会社の場合はどうでしょうか。③の集計結果をそのまま建て主に見せることはありません。必要経費を含めた見積り書に編集したものを建て主に提出します。


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