家づくりでよくある質問


住宅の分離発注を広めた先駆者として

質問:住宅会社だとタダで設計をしてくれます。そのような住宅業界で「見える形で報酬を得る」のは大変だと思います。最終的に何を目指しているのですか?

回答:確かに大変ですが、家づくりの見える化はいいことがいっぱいあります。プラスエム設計の家づくりが、日本のスタンダードな家づくりと誰もが思うようになるまで頑張ります。住宅会社の一括発注方式と、プラスエム設計の分離発注方式の2本柱がある方が、この業界は健全に発展すると思います。

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海外では普通に行われている分離発注方式ですが、日本ではなかなか定着しません。1993年にオープンシステム(分離発注方式)を始めた時は、やがて主流になると思ったし、周りからもそう言われました。ただし「業界からの風当たりは厳しいだろうね」ということも。

全国各地にオープンシステムが広まり始めると、多くの業界人と話をする機会が増えました。設計事務所の人とは延べ3000人くらい、住宅会社の人とは延べ300人くらいは対話をしたでしょうか。

設計事務所と住宅会社の人たちとでは、まるで異業種のように考え方が違うことに気がつきました。もしかしたら、本当に異業種なのかもしれません。設計事務所はサービス業で、住宅会社は小売業(住宅専門店)というような。
 
前置きはこれくらいにして、住宅会社が次のような営業トークをしたとします。どうなると思いますか?
 
「工事原価1500万円に粗利益500万円を加えて2000万円の工事費になります。粗利益の500万円は工事費の25%で、住宅業界では最低水準です」
 
いかがですか? スンナリと契約書にサインをもらえると思いますか? 難しいですよね。そのことを住宅会社はよく分かっています。で、こう言います。
 
「工事費は2000万円です。これ以上の値引きは正直、きびしいです。設計や確認申請もサービスで行なったので、利益はありません。赤字です」

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すでにお分かりと思います。これが一括請負方式の最大のメリットです。一括請負方式は、建築主に対してではなく住宅会社にとってメリットのある方式です。
 
それに対してオープンシステムは、建築主のメリットを追求した方式です。建築主だけではありません。同じ予算内で設計の可能性が広がるという意味で、設計事務所にもメリットがあります。また、建築主のために技を発揮したいと思う職人にとってもメリットです。
 
ただし、オープンシステムには大きな誤算がありました。全てをオープンにする難しさを甘くみたという誤算です。住宅会社が粗利益をおもてにだすと拒絶されるように、正直な主張がいつも受け入れられるとは限りません。

プラスエム設計は、通常の「設計監理業務」と家づくりを完成まで導く「マネジメント業務」を行なっています。設計事務所の業務と住宅会社の仕事を両方行なっているようなものです。

決して高い報酬を得ているわけではありません。むしろ住宅会社の粗利益より低い金額です。それにも関わらず、ネット上であれこれ書かれます。「バカ高い業務報酬料」「何の責任も負わないやり方」「いっそのこと工務店になればいい」というようなことです。
プラスエム設計が伸びようとする時、これらの書き込みはより激しくなり、ネガティヴなキャンペーンへと発展することもありました。

しかし、プラスエム設計はこの壁を破って未来をつくらなければなりません。オープンシステムを考案して全国に広めた先駆者としての責任があります。

プラスエム設計の経営は、無料相談会を通しての契約と、信頼できるOB建築主の紹介で経営が成り立っています。そして、ありがたいことに寝食を忘れて家づくりに没頭するスタッフにも助けられています。

オリジナルな設計の家づくりは、アイデアと技術の塊です。技術の対価として業務報酬を受け取る建築手法が広がると、住宅業界はより健全に発展します。プラスエム設計は更に技術を磨き、この手法を「当たり前」にします。



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① GUIDE BOOK
「家づくりをトコトン楽しむ」

お金だけ用意して、ただ完成を楽しみに待つことしかできなかった建築主が、家づくりのあらゆる過程を楽しむために何をすればいいか、具体的に著しました。そして、建築主が知っていたらより一層家づくりを楽しむことができると思うところは、業界のありのままの姿を(いくらか突っ込んで)描いています。A4版64ページの大作(笑)です。


② 会社案内
「家づくりを楽しむ」

壁塗りに挑戦した家族、木部の塗装をやり遂げたご主人など、それぞれに楽しみ方は違いますが、家づくりに積極的に参加して、こだわりを実現していく姿は皆さんに共通しています。第1章と第2章で、家づくりの過程と楽しみ方をできる限り詳しく再現しています。A4版36ページ、それなりに大作(笑)です。


③ マンガ小冊子
「価格の見える家づくり」

住宅会社に全て任せるのではなく、建築主の思いを的確に反映させるにはどのような方法が最適か。このような考えで進める建築を「オープンシステム」と言います。マンガに登場する山田さん、小出さん、熊野さんは架空の人物ですが、二つの実話を合体した内容となっています。A5版36ページ、さらっと読めます。


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